2012年 03月 06日
3月6日(火):人の振り見て我が振り直せ |
昨夜は女子サッカーのなでしこジャパンが昨年のW杯に続いて、再び世界ランク1位のアメリカを破りましたね。
これは先のW杯優勝がフロックではないことを証明するものでしょうし、本当に日本女子サッカーの夜明けと言える時代が来たようです。
期待が高まるロンドン五輪でメダルを獲ることができれば、いよいよ日本での女子サッカー全盛期を迎えることになるかもしれません。
せっかく国内でも女子サッカーというものの認知が高まってきたところですから、これが一過性のもので簡単にシュリンクしてしまわないように頑張ってほしいと思います。
さて、昨日のブログでは「私立学校も経営感覚を」と題して、自分たちの足元に存在しているニーズを、あえて外に丸投げしてしまう愚行に問題提起をする内容を記載しました。
簡単に内容をなぞると、個別指導塾「トーマス」を運営するリソー教育が主に私立高校を対象として教室を借り、その高校の在校生に指導をする形での塾運営を始めるというものでした。
学習塾側の視点で捉えれば、業界が少子化の影響で生徒の獲得競争が激化をしているので、より「安価」で、かつ学生に近い「場」に塾を開設するのは、市場を広げていくためのチャレンジですから、これは良いと思います。
それに対して学校側の視点で言えば、学校という自分たちの足元の「場」で、しかも自分たちの中核である学力の向上という領域において、追加費用を支払っても個別の補習を受けたいというニーズが生徒(と保護者)にあるのに、それを自分たちで取り込もうとしないことはナンセンスです。
意味合いの薄いアウトソースによって、せっかくのビジネスチャンスを安易にスポイルしてしまうのは、「もったいないですよね」と言いたいわけです。
この記事をピックアップした理由は、私立学校にももう少し経営感覚をもってほしいという昨日の主旨の先にあるものとして、類似したことがフィットネスクラブでも起きているからなのです。
もっとも分かりやすい最近の事例で言えば、加圧トレーニングでしょう。
最近は様々なクラブで加圧トレーニングが導入されるようになってきました。
ただ、その導入方法が熟考を重ねるわけでもなく、自分たちが動かなくても売上の2割程度が利益として入ってくるし、最近のトレンドだからと安易にアウトソースをするクラブが多いのが現実です。
クラブのなかで加圧トレーニングを受講されるお客さまというのは、当たり前のことですが加圧トレーニングを受けることそのものが目的ではありません。
加圧トレーニングはあくまでも手段であって、その先にあるシェイプアップや、成長ホルモンを出して若々しくいたいといったものが本来の目的です。
これらのニーズはフィットネスクラブへご入会される方々の中心的な入会動機であり、クラブが提供すべき中核の領域だと言えるでしょう。
それを安易にアウトソースするというのは、先の私立学校と同じく自分たちの足元の場で、しかも中核となる領域におけるニーズ、売上が目の前にあるのに、それを外に丸投げしている構図と見事に符号します。
その行為に対しては、本来は自分たちが扱うべき中核の領域を他人に丸投げして良いのかという疑問がひとつです。
そして、クラブ内で売上につながる大きな需要があるのに、その大半を捨ててしまうことの機会損失に対する疑問がもうひとつですね。
このあたりは企業やクラブとして、自分たちは「誰に」「何を提供するのか」、この点を熟考したうえでの判断が必要だと思います。
先の学習塾と私立学校の事例をもとに、改めて再考してみるのも大切でしょう。
「人の振り見て我が振り直せ」ですね。
これは先のW杯優勝がフロックではないことを証明するものでしょうし、本当に日本女子サッカーの夜明けと言える時代が来たようです。
期待が高まるロンドン五輪でメダルを獲ることができれば、いよいよ日本での女子サッカー全盛期を迎えることになるかもしれません。
せっかく国内でも女子サッカーというものの認知が高まってきたところですから、これが一過性のもので簡単にシュリンクしてしまわないように頑張ってほしいと思います。
さて、昨日のブログでは「私立学校も経営感覚を」と題して、自分たちの足元に存在しているニーズを、あえて外に丸投げしてしまう愚行に問題提起をする内容を記載しました。
簡単に内容をなぞると、個別指導塾「トーマス」を運営するリソー教育が主に私立高校を対象として教室を借り、その高校の在校生に指導をする形での塾運営を始めるというものでした。
学習塾側の視点で捉えれば、業界が少子化の影響で生徒の獲得競争が激化をしているので、より「安価」で、かつ学生に近い「場」に塾を開設するのは、市場を広げていくためのチャレンジですから、これは良いと思います。
それに対して学校側の視点で言えば、学校という自分たちの足元の「場」で、しかも自分たちの中核である学力の向上という領域において、追加費用を支払っても個別の補習を受けたいというニーズが生徒(と保護者)にあるのに、それを自分たちで取り込もうとしないことはナンセンスです。
意味合いの薄いアウトソースによって、せっかくのビジネスチャンスを安易にスポイルしてしまうのは、「もったいないですよね」と言いたいわけです。
この記事をピックアップした理由は、私立学校にももう少し経営感覚をもってほしいという昨日の主旨の先にあるものとして、類似したことがフィットネスクラブでも起きているからなのです。
もっとも分かりやすい最近の事例で言えば、加圧トレーニングでしょう。
最近は様々なクラブで加圧トレーニングが導入されるようになってきました。
ただ、その導入方法が熟考を重ねるわけでもなく、自分たちが動かなくても売上の2割程度が利益として入ってくるし、最近のトレンドだからと安易にアウトソースをするクラブが多いのが現実です。
クラブのなかで加圧トレーニングを受講されるお客さまというのは、当たり前のことですが加圧トレーニングを受けることそのものが目的ではありません。
加圧トレーニングはあくまでも手段であって、その先にあるシェイプアップや、成長ホルモンを出して若々しくいたいといったものが本来の目的です。
これらのニーズはフィットネスクラブへご入会される方々の中心的な入会動機であり、クラブが提供すべき中核の領域だと言えるでしょう。
それを安易にアウトソースするというのは、先の私立学校と同じく自分たちの足元の場で、しかも中核となる領域におけるニーズ、売上が目の前にあるのに、それを外に丸投げしている構図と見事に符号します。
その行為に対しては、本来は自分たちが扱うべき中核の領域を他人に丸投げして良いのかという疑問がひとつです。
そして、クラブ内で売上につながる大きな需要があるのに、その大半を捨ててしまうことの機会損失に対する疑問がもうひとつですね。
このあたりは企業やクラブとして、自分たちは「誰に」「何を提供するのか」、この点を熟考したうえでの判断が必要だと思います。
先の学習塾と私立学校の事例をもとに、改めて再考してみるのも大切でしょう。
「人の振り見て我が振り直せ」ですね。
by biz-365
| 2012-03-06 22:44
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