2012年 01月 30日
1月30日(月):周辺価値を高めた「自家製」商品 |
先週の日経新聞には「自家製」商品が持続的な人気を得ている旨を紹介した記事がありました。
ここで言うところの「自家製」とは販売するお店側の自家製商品ではなく、それを購入するユーザー側が自宅で自ら作って消費をする形を指したものですね。
記事内で紹介されていた商品はヨーグルトや納豆などの発酵食品が中心でした。
以前からもこのような商品は販売されていましたが、特に昨年からはその動きが顕著になってきたように感じます。
SANYOが売り出した「ゴパン」はその最たる例だと思います。(今はPanasonicブランドになっていますが)
ご存知の方も多いでしょうが、このゴパンはお米からパンを作ることができるホームベーカリー商品です。
この商品の特徴は「米粒」からでもパンが出来るという手軽さだと思います。
一般的なホームベーカリーは小麦粉から作るものですが、小麦は一時、大きく値が高騰することもありましたし、これまでも米粉からパンができるホームベーカリーもありましたが、米粉自体の流通が盛んではなかったことから商品も大きく売れることはありませんでした。
それがこのゴパンは発売するやいなや、すぐに完売してしまい、一時は販売中止となったぐらいです。
生産をフル稼働させて4ヶ月後に販売再開となりましたが、その後もゴパンの人気は高くてホームベーカリー市場を大きく広げた商品です。
また、身近なところでは我が家にも「自宅で簡単に作れる佃煮セット」なんてものがありました(笑)
これは静岡で販売している商品らしいのですが、特産品である桜えびやお茶葉のほか、こんぶや鰹節などが入っており、これらを自分でタレと一緒に混ぜ合わせて佃煮が簡単に作れるという商品のようです。
本来、これなどは出来上がった商品を販売していても何ら問題がないですよね。
だって佃煮は出来たての新鮮さとかが、あまりキーポイントになるような商品ではありませんから。
それをこのような形で売り出しているというのは、あえて自分で作ることができるように仕立てた商品だと言えます。
この場合は商品の本来的な価値である味(ここでは食品なので)云々だけではなく、その周辺にある「自ら作る」という行為に対して提供者側が価値を作りにいっているということでしょう。
商品そのものに加えて、自分で作るという周辺価値を高め、満足感をプラスしたのがこの「自家製」商品の位置付けだと思います。
私たちフィットネスクラブも提供すべき本来的な価値に付随する周辺価値に着目してみると、そこには新たな発見があるかもしれませんね。
何事もまずは身近なものを例にとって、自分のアタマで考えてみることがスタートだと思います!
ここで言うところの「自家製」とは販売するお店側の自家製商品ではなく、それを購入するユーザー側が自宅で自ら作って消費をする形を指したものですね。
記事内で紹介されていた商品はヨーグルトや納豆などの発酵食品が中心でした。
以前からもこのような商品は販売されていましたが、特に昨年からはその動きが顕著になってきたように感じます。
SANYOが売り出した「ゴパン」はその最たる例だと思います。(今はPanasonicブランドになっていますが)
ご存知の方も多いでしょうが、このゴパンはお米からパンを作ることができるホームベーカリー商品です。
この商品の特徴は「米粒」からでもパンが出来るという手軽さだと思います。
一般的なホームベーカリーは小麦粉から作るものですが、小麦は一時、大きく値が高騰することもありましたし、これまでも米粉からパンができるホームベーカリーもありましたが、米粉自体の流通が盛んではなかったことから商品も大きく売れることはありませんでした。
それがこのゴパンは発売するやいなや、すぐに完売してしまい、一時は販売中止となったぐらいです。
生産をフル稼働させて4ヶ月後に販売再開となりましたが、その後もゴパンの人気は高くてホームベーカリー市場を大きく広げた商品です。
また、身近なところでは我が家にも「自宅で簡単に作れる佃煮セット」なんてものがありました(笑)
これは静岡で販売している商品らしいのですが、特産品である桜えびやお茶葉のほか、こんぶや鰹節などが入っており、これらを自分でタレと一緒に混ぜ合わせて佃煮が簡単に作れるという商品のようです。
本来、これなどは出来上がった商品を販売していても何ら問題がないですよね。
だって佃煮は出来たての新鮮さとかが、あまりキーポイントになるような商品ではありませんから。
それをこのような形で売り出しているというのは、あえて自分で作ることができるように仕立てた商品だと言えます。
この場合は商品の本来的な価値である味(ここでは食品なので)云々だけではなく、その周辺にある「自ら作る」という行為に対して提供者側が価値を作りにいっているということでしょう。
商品そのものに加えて、自分で作るという周辺価値を高め、満足感をプラスしたのがこの「自家製」商品の位置付けだと思います。
私たちフィットネスクラブも提供すべき本来的な価値に付随する周辺価値に着目してみると、そこには新たな発見があるかもしれませんね。
何事もまずは身近なものを例にとって、自分のアタマで考えてみることがスタートだと思います!
by biz-365
| 2012-01-30 19:18
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