2012年 01月 09日
1月9日(月):長期の時間軸を大切にする理由 |
この連休では浜矩子さんの「恐慌の歴史 100年に一度の危機が3年ごとに繰り返される理由」や「『通貨』を知れば世界が読める」といった著書をまとめ読みしていました。
個人的にはなかなか面白味があって良かったですね。
私がこれらに面白味を感じる理由は著者の主張云々というよりも、長期の時間軸で歴史的な流れを紐解きながら書き記されている形にあります。
「恐慌の歴史 100年に一度の危機が3年ごとに繰り返される理由」という書籍では、産業革命以降に発生することとなった恐慌について、各時代背景ごとにメカニズムが説明されています。
20世紀型の恐慌、21世紀型の恐慌、それぞれにおける通貨体制や金融規制はどうだったのか、という感じですね。
また、「『通貨』を知れば世界が読める」では、基軸通貨が生まれるに至った背景、そしてポンドからドルへの移行といったものが分かりやすく記されています。
物事のある瞬間を切り取ったり、それを断片的に捉えて書かれた書籍は山ほどあります。
ただ、このように100年を超える長期の時間軸で物事を捉え、且つそれを世界という幅をもって理路整然と説明をしている書籍はあまり多くはありません。
そういった理由で、冒頭に記したような面白味を感じることができたというわけです。
私がこのような長期の時間軸で物事を捉えることを好む理由は大きく2つあります。
まずひとつ目は物事を短期的に捉えることと長期的に捉えることでは、その見え方が変わってくることがあるからです。
先にも記しましたが短期的にモノを見る場合には、それがどうしても物事のある瞬間を切り取ったり、それを断片的に捉えてしまう場合が多いからです。
それに対して長期的な時間のなかで起こった事柄としてその対象を見てみると、時に違った側面などが見えてくる場合が往々にしてあるからです。
それにより、何か見落としをしていたようなことに気が付く場合もあるし、新たな発見を伴うこともあるものです。
また、長期の時間軸を好むふたつ目の理由は、大きな流れの中で事柄を位置付けると、それが生起したことの必然性が見えてくるからです。
物事をそれ単体で見ていると、なぜこんなことが起きるのかが分からないこともありますが、それを遡って長い時間軸のなかに置いてみると、それが起こるべくして起きている、そんな場合もあるものです。
つまりは「生起した事柄に対する理由づけが明確になる」=「必然性が見えてくる」ということになるわけです。
同時に必然性が見えてくるということは、それが今後に向けた思考をする際の一助にもなりえるものです。
そういった意味付けをしていることから、個人的には長期の時間軸で物事を捉える視点を大切にしようと意識をしています。
無論、それは恐慌や通貨といったことだけではなく、フィットネス業界をはじめ、他の事柄にも同じことが言えると思います。
過去や歴史といった時間軸に目を向ける理由、そのニュアンスを理解してもらえれば幸いです。
個人的にはなかなか面白味があって良かったですね。
私がこれらに面白味を感じる理由は著者の主張云々というよりも、長期の時間軸で歴史的な流れを紐解きながら書き記されている形にあります。
「恐慌の歴史 100年に一度の危機が3年ごとに繰り返される理由」という書籍では、産業革命以降に発生することとなった恐慌について、各時代背景ごとにメカニズムが説明されています。
20世紀型の恐慌、21世紀型の恐慌、それぞれにおける通貨体制や金融規制はどうだったのか、という感じですね。
また、「『通貨』を知れば世界が読める」では、基軸通貨が生まれるに至った背景、そしてポンドからドルへの移行といったものが分かりやすく記されています。
物事のある瞬間を切り取ったり、それを断片的に捉えて書かれた書籍は山ほどあります。
ただ、このように100年を超える長期の時間軸で物事を捉え、且つそれを世界という幅をもって理路整然と説明をしている書籍はあまり多くはありません。
そういった理由で、冒頭に記したような面白味を感じることができたというわけです。
私がこのような長期の時間軸で物事を捉えることを好む理由は大きく2つあります。
まずひとつ目は物事を短期的に捉えることと長期的に捉えることでは、その見え方が変わってくることがあるからです。
先にも記しましたが短期的にモノを見る場合には、それがどうしても物事のある瞬間を切り取ったり、それを断片的に捉えてしまう場合が多いからです。
それに対して長期的な時間のなかで起こった事柄としてその対象を見てみると、時に違った側面などが見えてくる場合が往々にしてあるからです。
それにより、何か見落としをしていたようなことに気が付く場合もあるし、新たな発見を伴うこともあるものです。
また、長期の時間軸を好むふたつ目の理由は、大きな流れの中で事柄を位置付けると、それが生起したことの必然性が見えてくるからです。
物事をそれ単体で見ていると、なぜこんなことが起きるのかが分からないこともありますが、それを遡って長い時間軸のなかに置いてみると、それが起こるべくして起きている、そんな場合もあるものです。
つまりは「生起した事柄に対する理由づけが明確になる」=「必然性が見えてくる」ということになるわけです。
同時に必然性が見えてくるということは、それが今後に向けた思考をする際の一助にもなりえるものです。
そういった意味付けをしていることから、個人的には長期の時間軸で物事を捉える視点を大切にしようと意識をしています。
無論、それは恐慌や通貨といったことだけではなく、フィットネス業界をはじめ、他の事柄にも同じことが言えると思います。
過去や歴史といった時間軸に目を向ける理由、そのニュアンスを理解してもらえれば幸いです。
by biz-365
| 2012-01-09 19:58
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