2011年 11月 19日
11月19日(土):それぞれの幸福論 |
ブータン国王の来日によって、直近ではメディアでもブータンという国家やGNHについて取り上げられる機会が多くなっています。
それと並行して必ず出てくるのが、あまりにも内容の薄い日本の幸福度や幸福論についての話です。
つい先日も都道府県別の幸福度ランキングも発表されていましたしね。ちなみに1位は福井県で、ワーストは大阪府でした。
とってつけたようなランキングや安直な他国との比較論を展開しているメディアのそれは、その時点で不幸な人間の思考そのものです。
ブータンは独自の尺度で継続的な取り組みを30年も継続してきたからこそ今の状態があるのであって、日本の現状がすぐにどうこうなるものではありません。
少なくとも国家としての幸福論はゼロベースで制度設計をしない限りは何も変わりませんから、そんなことを憂うよりも、今の日本を生きている一人ひとりがそれぞれの明確な幸福論を持つことのほうが大切です。
残念ながら日本の学校教育には、「どうしたら幸福になれるのか」「幸福な生き方とはどのようなものか」といった授業はありませんし、そういったことを教えてくれる先生もいませんからね。
だからこそ、私は自分の頭で考えて、自分なりの幸福論を定めて生きることが必要なのだと思っています。
そういったことを考えるにあたっては、名著といわれる「幸福論」を手にとってみることも、ひとつのきっかけかもしれません。
例えば、ラッセルの「幸福論」には何が人々を不幸にするのかが書かれているし、不幸の大きな原因でもある「ねたみ」が何によって生じるのかも分かりやすく説明されています。
そういったことを前提としたうえで、どのようなものに関心を寄せるべきか、どのような活動をすべきか、そんなことが記載されています。
また、王道ともいえるアランの「幸福論」には、どのような事柄に幸福を見出しているのか、といったことが具体的に書かれています。
アラン自身は志願をして第一次世界大戦にも従軍していますから、そういった背景から形成された価値観などもあると思います。
そして、「幸福になろうと欲しなければ、絶対に幸福になれない。これは、何にもまして明白なことだ。自分の幸福を欲し、自分の幸福をつくり出さなければならない。」とも記しています。
加えて、ヒルティの「幸福論」では幸福な生き方をするために、どのような習慣を身につけるべきか、といったことが書かれています。
その他、まったく毛色が異なり、少し軽いタッチのものならば須藤元気(元格闘家)の「幸福論」なんてものもありますよ。
これらの様々な価値観、考え方に触れたうえで、自分としての幸福な生き方とは何だろうかと自問をしてみるのもひとつです。
そして、最終的には自分なりの幸福論というものを持つに至ることが大切なことだと思います。
それと並行して必ず出てくるのが、あまりにも内容の薄い日本の幸福度や幸福論についての話です。
つい先日も都道府県別の幸福度ランキングも発表されていましたしね。ちなみに1位は福井県で、ワーストは大阪府でした。
とってつけたようなランキングや安直な他国との比較論を展開しているメディアのそれは、その時点で不幸な人間の思考そのものです。
ブータンは独自の尺度で継続的な取り組みを30年も継続してきたからこそ今の状態があるのであって、日本の現状がすぐにどうこうなるものではありません。
少なくとも国家としての幸福論はゼロベースで制度設計をしない限りは何も変わりませんから、そんなことを憂うよりも、今の日本を生きている一人ひとりがそれぞれの明確な幸福論を持つことのほうが大切です。
残念ながら日本の学校教育には、「どうしたら幸福になれるのか」「幸福な生き方とはどのようなものか」といった授業はありませんし、そういったことを教えてくれる先生もいませんからね。
だからこそ、私は自分の頭で考えて、自分なりの幸福論を定めて生きることが必要なのだと思っています。
そういったことを考えるにあたっては、名著といわれる「幸福論」を手にとってみることも、ひとつのきっかけかもしれません。
例えば、ラッセルの「幸福論」には何が人々を不幸にするのかが書かれているし、不幸の大きな原因でもある「ねたみ」が何によって生じるのかも分かりやすく説明されています。
そういったことを前提としたうえで、どのようなものに関心を寄せるべきか、どのような活動をすべきか、そんなことが記載されています。
また、王道ともいえるアランの「幸福論」には、どのような事柄に幸福を見出しているのか、といったことが具体的に書かれています。
アラン自身は志願をして第一次世界大戦にも従軍していますから、そういった背景から形成された価値観などもあると思います。
そして、「幸福になろうと欲しなければ、絶対に幸福になれない。これは、何にもまして明白なことだ。自分の幸福を欲し、自分の幸福をつくり出さなければならない。」とも記しています。
加えて、ヒルティの「幸福論」では幸福な生き方をするために、どのような習慣を身につけるべきか、といったことが書かれています。
その他、まったく毛色が異なり、少し軽いタッチのものならば須藤元気(元格闘家)の「幸福論」なんてものもありますよ。
これらの様々な価値観、考え方に触れたうえで、自分としての幸福な生き方とは何だろうかと自問をしてみるのもひとつです。
そして、最終的には自分なりの幸福論というものを持つに至ることが大切なことだと思います。
by biz-365
| 2011-11-19 23:28
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