2021年 07月 27日
7月27日(火):相模原にワイナリーが |
本日は神奈川県内のローカルネタを少しばかり。
先般の日経MJや日経産業新聞には相模原市の大森(だいしん)産業が2022年を目処に同市内にワイナリーを建設する、との記事がありました。
同社はもともと産業廃棄物処理が主たる事業ですが、2014年に農業法人を設立して異業種からワインの製造へ参入をしています。
かつては相模原にもワイナリーがあったそうですが今は姿を消してしまい、もう一度相模原にワイナリーをとの想いや相模原への恩返しも含めて今回のチャレンジだったそうです。
また今回は相模原市が国から「ワイン特区」に認定され、最低製造量が引き下げられたことが後押しになっているようです。
通常のワインの製造免許は年6キロリットル以上(750ミリリットルのフルボトル8,000本相当)製造しないと取得できないようなのですが、相模原市が認定されたワイン特区は特区内で生産されたぶどうを使って特区内で製造するのであれば、年2キロリットル(同2,700本相当)で済むと言います。
神奈川県がワインの生産量で日本一なのはもともと知っていましたが、そのほとんどがメルシャン藤沢工場によるもので、神奈川県のワイン生産量3万キロリットルのうち、国内産のぶどうを使ったワインの生産量はわずか6キロリットルに過ぎないことは同記事ではじめて知りました。
同社では「神奈川にワイン文化を、相模原にワイナリーを」といったメッセージも発しているので、地産地消もかねて地域に根付いたものになっていけば良いですね。
今回の建設を進めるワイナリーでは収穫や醸造も体験できる観光型ワリナリーにする予定だと記載されていましたから、来年の秋口あたりには足を運んでみるのも良さそうで、個人的には相模原あたりでキャンプをしてからワイナリーへ、なんて流れも楽しそうだなと感じます。
これまで神奈川からワイナリーへ行こうとしたら、どうしても山梨か長野まで足を運ぶ必要がありましたが、神奈川県内なら足を延ばしやすいし、クラブのイベントで気軽に行くこともできるかもしれませんね。
新たに作られるワイナリー、そして同地域から広がるワイン文化を楽しみにしたいと思います。
by biz-365
| 2021-07-27 18:00
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