2020年 06月 28日
6月28日(日):ブロックチェーンの活用でスマートな引越しに |
最新号の日経ビジネス(6月29日発売号)には「積水ハウス、引越し手続きを一括で ブロックチェーンを非金融に活用」と題した記事がありました。
こちらで触れていたのはブロックチェーンの技術を活用し、賃貸住宅の入居希望者の情報を複数企業で共有して、各種の契約・手続きを簡素化しながらワンストップでのサービスを提供する旨を報じています。
率直に「これは助かるな」と思いましたね。
というのも私は子供時代も大人時代も引越しが絶えない生活をしていたので、そこにある煩雑さがよくわかるからです。
子供時代は父親が転勤族だったこともあって、わずか3年間の幼稚園時代には4つの幼稚園に通ったし、小学校も2つの学校へ通うなどしていました。
もっともこの時代は引越しの作業や手続きを自分がするわけではないから、ただ訪れた地に順応するのみだったものの、大人になると状況は変わってきます。
引越しにあたっては部屋の物件契約のみならず、役所への転入届や免許の住所変更、さらには電気やガス、水道をはじめ、スマホやネットなどの通信も含めた生活インフラ関係の手続きも必要です。
またそれだけではなく、クレジットカードや金融機関への届出住所の変更は要るし、それは新聞をはじめ、複数の定期購読雑誌も同様で、変更の手続きだけで相当な量になります。
私は社会人になってからだけでも転職や異動、自分で決めた住環境の変更、結婚等で数えること9回も引越しをしました。
だから、その都度これらの手続きをしてきたので、それに伴う面倒さは非常によく分かります。
引越しを重ねる度に荷作りなどは要領を得て手慣れたものになっていきましたが、この手続きばかりはどうにも改善は進みませんでした。
それだけに引越しによる煩雑な手続きとしての「不」は残ったままで、これが解消されるワンストップサービスは相応の利点があると思います。
個人の情報を関連する複数の企業で共有するからデータの改ざんや流出を防ぐデータ管理が大前提ですが、ブロックチェーンによってそれが担保できれば面白いですね。
引越しにおける煩雑さが大幅に解消されるのであれば引越しに対するハードルが下がり、人の移動・流動性はいま以上に高まるでしょうし、ライフステージや状況に応じてフレキシブルな選択ができるようにはなるかもしれません。
ブロックチェーンと個人の信用力を掛け合わせることで出来ることに広がりが生まれ、今回のように非金融分野での活用範囲が徐々に拡大していきそうな気配です。
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by biz-365
| 2020-06-28 17:06
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