2020年 02月 15日
2月15日(土):振り返るための材料を |
昨日はサッカーのW杯、2018年ロシア大会における日本対ベルギー戦、その試合終了間際に日本を敗北に追いやった高速カウンター、通称「ロストフの14秒」を掘り下げた書籍のことを取り上げました。
本日はこれに関連したことをもう少しばかり。
昨日のブログでも触れたように、この番組・書籍に向けた取材では日本選手のみならず相手チームの選手や監督、そして客観的立場にある有識者の見解、そういった多面的な証言によって、あの14秒の在りようが明確に浮かび上がってきました。
時間にしてわずか14秒の出来事ですが、それをこうして丹念に紐解いていくことで初めて見えてくるものがたくさんあったのが事実です。
それはいちサッカーファンである私のような外部の人間のみならず、実際にプレーをしていた当事者の選手自身もはじめて相手選手がその瞬間に考えていたこと、判断したことを窺い知る機会になり、今回のようなアプローチの有用さが分かりますね。
そうしたなか、この書籍を読みながらアタマの中で考えていたのは、私たち自身の仕事にこれを置き換えた場合のことです。
サッカーで言えば45分の全後半、計90分が1試合ですが、私たちALIVEであれば1レッスン(1試合)が45分、それが1日に計10本(10試合)行われます。
その1レッスン45分の中にはロストフの14秒に相当するような場面が無数に存在していて、そこには本当に難しさが伴います。
ちょうど昨日のトレーナーブログでは小川さんが関連したことに対して以下のように言及をしていました。
↓↓↓
1回として同じレッスンはありませんからその時々で参加者の皆さんの特徴やそのレッスンの空気感を感じ取り、発言内容や進行方法を柔軟に変えていかなければなりません。
この「柔軟に変える」ことが難しいんですね。
お客さま一人を見なければいけませんし、加えて全体観を見なければいけませんし、一人を見つつ他の方も見なければいけません。
だから見る箇所、考える事柄、発言すべき内容やタイミングを全て全体と個別に対して適切に選択をしなければなりません。
それが出来なければALIVEトレーナーとしては不十分であるのです。
(ここまで)
加えて、そうした前提に立つからこそ、「私もレッスンの度に失敗していますし、今日も失敗の連続でした」との振り返りになるし、「一つの失敗もせずにレッスンを終えたことなど無い」と言えるのだと思います。
そのような失敗をいかに適切に、また客観的に振り返り、その後の改善につなげるか、この先への教訓にしていくか、それが大事になってきます。
サッカーのW杯でいえば、ロストフの14秒による敗北からの進化を見せられる場面はそこから4年後のW杯になるのだと思いますが、私たちの場合は毎日のようにレッスンがありますからね。
前述したロストフの14秒の掘り下げについては各関係者への丁寧な取材を敢行し、そして試合を撮影していた全28台のカメラ映像を確認したと言います。
さすがに私たちの場合はそこまでの材料を揃えることはできませんが、私たちなりに適切な振り返りができるだけの情報を用意していく必要はあります。
ここはアタマのなかに予てからやりたいと思っていたこともあるので、そんなことを段階的に形にしていくことができれば、と考えています。
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by biz-365
| 2020-02-15 18:33
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