2019年 09月 25日
9月25日(水):「意味」や「因果」だけを求めない |
昨日は合理性に偏重し過ぎた向きがある現在であるからこそ、お祭りのような非合理の場における価値がクローズアップされても良いのでは、といった旨を記しました。
というのも昨今は何をするにも、それが「役に立つかどうか」を気にしたり、「効果があるか、ないか」、また「意味があるか」といったことばかりが先に立つからです。
当然ながらビジネスの場面ではそうした観点、尺度が必要ですが、日常の生活も含めて役に立つもの、意味のあるものだけに囲まれていくと、そうではないものが認められない、許せない、といった風潮になりがちです。
現在の身の回りにある人の手によって創られたモノは基本的に固有の意味を持っています。
それは人が何らかの意図をもって、それを設計したり、製造するなどしているためです。
一方で世界を見渡せば人が誕生する以前からあるものや、人の手によって創造しえないものもたくさんあるわけですが、そこには何か特定の意味があるかどうかは分かりません。
もちろん、それらを受け止める側の解釈によって意味のある・なしは違うでしょうが、絶対的な固有の意味をもっているとは言い難いでしょう。
そうしたなか、現在の日常生活では人知を超えた何かに触れているよりも、人の創造物であるモノに囲まれて過ごすことが大半ですからね。
そこに浸りきってしまうと、意味がある何かに囲まれているのが当たり前であって、そうでないものは無価値、無駄といった分類がなされてしまう面は強いと感じます。
意味の喪失、意味の空白に耐えられない、とも言えるでしょうか。
それが「意味がないことはやらない」、「リターンが得られないものは無意味」といった考え方が蔓延していく一端ではあるでしょう。
お祭りが非合理の熱狂だとして、それに類似したものでいえばスポーツなども同様ですね。
現在のラグビーW杯をはじめ、サッカーのW杯など、そこでの勝負の行方や勝利したあとの盛り上がりはまさにお祭り騒ぎになる通りです。
これなども合理性からの解放、発散のひとつである、との見方もできるかもしれません。
ひとつ言えるのは全ての事柄に必ず意味があるわけでもなければ、世界はそれぞれが因果で結ばれたものだけではない、ということですね。
同時に「意味がない」=「無価値」でもないでしょう。
また「意味が理解できない、解釈できない」=「そのものの意味がない」わけでもないですね。
そして「その人にとって意味がない」=「絶対的に意味がないわけでもない」と言えます。
何でも意味を求めてアタマだけで解釈しようと思っても無理があるから、時には身体で感じる身体性も含めて、「感じる」とか「委ねる」部分があっても良いと思っています。
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by biz-365
| 2019-09-25 18:05
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