2018年 05月 20日
5月20日(日):楽しみな一戦から |
週末なので続けざまにサッカー関連の話をもう少し。
ロシアW杯を目前に控え、Jリーグは今週末の今節をもって2ヶ月間の中断期間に入ります。
そんな中断前のJリーグで自分が気になっていた対戦カードが「ジュビロ磐田対湘南ベルマーレ」の一戦でした。
静岡県磐田市というのは私が中学・高校時代を過ごした地域で、私も高校時代はサックスブルーのユニフォームを着た人間でもあるから、ジュビロ磐田は自分にとっては心のクラブと言えます。
一方の湘南ベルマーレは現在、私が湘南エリアに住んでいることもあってホームタウンに住むいちファンとして応援をしているクラブです。
また現在では別な観点でもこの2チームは私にとっての注目の的でもあります。
それはチームを率いる磐田の名波監督、そして湘南のチョウ監督という両指揮官の存在です。
サッカーを以前からご覧になっている方であれば周知の通りですが、名波監督は選手時代に日本代表の10番を背負った稀代のファンタジスタで見る者を魅了するプレーと独特のサッカー観があります。
そうしたプレーのイメージからすると右脳的、感覚的なところが先行しているのかと思いきや著書や各種のコメントを見れば、そこに独自の言語と確たる論理が同居しているのが分かります。
さらには監督として一体感のあるチームづくりをしていて、リーダーとしてのチームマネジメントにも目を見張るものがあります。
対する湘南のチョウ監督は市民クラブとして低予算でチーム編成をしなければならないなかで、いまやJリーグ内で「湘南スタイル」の代名詞として定着したアグレッシブなサッカーを確立してきました。
加えてチョウ監督は若手を積極的に起用して選手を育ててきただけではなく、移籍してきたベテラン選手ですら大きな学び、成長があったとコメントをします。
その根底にあるのは厳しくも温かく、そして真っ直ぐな熱意であって、常に「人間対人間」をやっている指導者だと思っています。
そんな両指揮官が合いまみえる試合だったから、出来ることならスタジアムへ行きたかったところですが、それはままならなかったのでDAZNで観戦をした次第です。
結果は湘南ベルマーレが1対0で勝利をしましたが、試合の局面を見ていると日頃、両指揮官がチームに対してどんなメッセージを送っているのかが伝わってくるようでした。
試合としてはゴール数が少ないものの、それでも見ごたえのある試合でしたね。
また試合を終えたあとに両クラブが出している監督のオフィシャルのコメントにも目を通しましたが、そこからも学ぶべきポイントがありますね。
試合を捉えている観点、勝負を分けたポイント、その背景にある考え方、選手に対する向き合い方、そうした諸々が包含されているからです。
今回は一例ですが、サッカーからもリーダー像やチームマネジメントなど、学ぶべき点は山ほどあります。
今後も両チーム、両指揮官を応援しつつ、Jリーグ中断期間はW杯を存分に楽しみたいと思っています。
by biz-365
| 2018-05-20 15:36
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