2018年 05月 19日
5月19日(土):25周年のJリーグ |
本日は週末なのでサッカーに関連した話題を少しばかり。
先般の5月15日でサッカーのJリーグが誕生から25年を迎えました。
25年前である1993年5月15日の私はといえば、中学1年のサッカー少年でしたから、プロ化の瞬間を心待ちにしていたし、Jリーグ開幕戦に歓喜をして試合を見ていたのを覚えています。
Jリーグができる以前の日本サッカー、Jリーグ以後のサッカーやW杯への出場、そして同時期にプロを目指して日夜サッカーに明け暮れていた自分の日々を振り返ると感慨深いものはありますね。
いずれにしても、Jリーグが産声を上げた瞬間から既に四半世紀が過ぎたのだと思うと時の流れの早さを感じます。
この25年というJリーグの歩みを考えれば、これは健全であり、良好な発展をしてきたのは間違いありませんね。
当時は10チームでスタートしたJリーグも、今やJ1からJ3までの階層をあわせて全54チームにまで広がりました。
そしてJリーグクラブが地域に受け入れられ、ホームタウンやファンとの関係も築き上げられている現状を見れば、これは正しい歩みをしていることを実感できます。
日本の国内を見回してみても、この25年をもってここまでの発展をみせたスポーツもないでしょう。
一方で世界トップとの距離が縮まっていないから、日本サッカーは衰退しているという論調も見かけますが、それはあくまでも相対的な話です。
日本も発展はしているけれど、世界ではそれ以上にリーグやチーム内でのハイレベルな勝負・生存競争があるし、巨額のお金が動いての投資やテクノロジーの導入なども進んでいます。
だからそれを凌駕するだけのものを作っていかない限り、そう簡単に世界との距離は縮まらないものです。
アジアで勝ってW杯への仲間入りをすることと、W杯で勝つこと・世界のトップ10に食い込んでいくというのは、まるで次元の違う話ですからね。
そこが直線的に進むと考えること自体に無理があるので、そこはもっと長い目で見る必要があるでしょう。
そんな25周年を迎えたJリーグでは「次の25年へ」ということで、「Jリーグをつかおう」というテーマで大規模なワークショップをしています。
これはJリーグが閉じて自分たちだけで何かを頑張ろうとするのではなく、さらに開かれた姿勢、存在となって周囲の組織や地域などとの連携、Jリーグをどうつかってもらうか、それを皆で考えていこうとするものです。
具体的には54のテーブルに分かれ、街づくり、エンタメ、地域振興などのテーマ毎に、活発な意見が出された、と言います。
これは非常に良いことだと思っています。
Jリーグが真摯な姿勢や問題意識を持ちながら、こうした取り組みを進めていけば、次の25年もきっと実りある期間になるでしょう。
私としても自分なりの関わり方をして、その歩みを応援していきたいと思います。
by biz-365
| 2018-05-19 15:57
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