2017年 06月 24日
6月24日(土):スポーツの動画配信マーケット |
本日は週末なのでサッカーにも関連した話を少しばかり。
スポーツのライブストリーミングサービスを提供しているDAZN(ダゾーン)では先般にUEFA(欧州サッカー連盟)と、2018-19から2020-21までの3シーズンにおいて放映権契約を締結したことを発表しました。
これによりDAZNでは2018-19シーズンよりUEFAチャンピオンズリーグにおける全試合の視聴が可能になります。
少し補足をしておくとUEFAチャンピオンズリーグというのは欧州各国のリーグで上位になったチームだけが出場できる欧州におけるクラブチームナンバーワンを決める大会です。
名目上は欧州のナンバーワンを決める大会ではありますが、資金の豊富なビッグクラブは欧州に集中していて、南米のトップ選手のほとんども欧州のクラブに所属をしてプレーをしていることから、実質的にはクラブチームの世界一を競うハイレベルな大会です。
以前にもブログに記した通りですが、今シーズンからJリーグの放映権料へ巨額投資をしてくれたパフォームがJリーグから撤退しないように、自分にできる間接的なJリーグ支援として私自身はDAZNに加入をしています。
それゆえにDAZNでUEFAチャンピオンズリーグまで視聴できるようになるというのは願ってもないことですね。
DAZNに加入をした理由は先に触れた通りですが、それから4ヶ月ほどが経過をするなか、良い意味で予想外なほどにDAZNは提供価値を高め続けています。
加入当時にはコンテンツのラインナップになかったスペインリーグが加わり、こうして今またUEFAチャンピオンズリーグまで視聴可能になるわけですから。
サッカーファンからすれば国内リーグのJリーグ全試合が見れて、かつ欧州主要リーグの大半、そしてUEFAチャンピオンズリーグまでカバーしてくれたら、もはや言うことなしでしょう。
スポーツの動画配信ということでいえば、DAZN以前にJリーグの放映権を持っていたスカパーは、それを失ったことで契約者数は大きく落ち込んでしまいました。
つい先日にはスカパーがドイツのブンデスリーガと放映権契約を結びましたが、今となってはもはや焼け石に水だと思います。
DAZNは既にブンデスリーガも網羅しているから、これだけでは差別化要素にもなりえませんからね。
その他の定額制のスポーツ動画配信でいえばソフトバンクが提供するスポナビライブがありますが、ことサッカーに限っていえばDAZNのコンテンツ力からすると明らかに見劣りしてしまいます。
スポーツの動画配信におけるマーケットだと世界的にみて最も視聴者数が多く、その裾野が広いのはやはりサッカーです。
それだけにサッカーの主要コンテンツを網羅したDAZNは強いですね。
また定額制での配信ということになると、より魅力的なコンテンツをもった強力なプラットフォームへの集中が起きるのは自然な流れです。
そういった諸々を考えると私のなかではスポーツ動画配信の勝負では雌雄が決した気はしています。
DAZNがこれまで同様に魅力あるコンテンツとしてのラインナップを拡充させ、かつ配信映像のクオリティやユーザーインターフェースを高め続ければ、おそらく盤石の地位を築けると思います。
by biz-365
| 2017-06-24 14:08
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