2015年 03月 03日
3月3日(火):「創って売る」重要過ぎる経験 |
本日は「『創って売る』経験」と題した話を少しばかり。
この「創って売る」というのは仕事人にとって非常に大事なことであり、根幹を成すものですね。
「創る」は文字通り、商品やサービスの形を自らのアタマで考えて具現化することです。
また「売る」は、それがユーザーに手渡ることで価値提供がなされ、提供者側は対価を得ます。
そしてこれら「創る」+「売る」が完結することで顧客創造が成立します。
このように欲求を有効需要に変えて顧客創造をするための一連のプロセスを一言で表現したのが「創って売る」ということになります。
先般にはある記事を目にして、この「創って売る」ことにおいて非常に良い経験をしているな、と感じるエピソードがありましたので、本日はそれを紹介したいと思います。
それは横須賀のまちづくり提案での学生政策コンペから派生した女子高生6人の取り組みです。
以下、少し長いですが記事の一部を転載致します。
↓↓↓
横須賀の女子高生たちが提案するファッション「ヨコスカネイビーパーカー」のイベント販売が2月28日~3月1日、本町どぶ板通りイベント広場(横須賀市本町2)で行われ、2日間で150着を完売した。
同パーカーは、県立横須賀高校3年の「Y.S.プラス」チーム6人が新しい地域ブランドファッションとして提案。昨年12月から今年2月にかけて行われたまちづくり提案「横須賀学生政策コンペ」(学生団体スカペンコ主催)で、最優秀賞に選ばれたもの
2月に試作品を発表したが、今回イベント用にデザインを見直し、ロゴもシルクスクリーンプリントに改善。白・紺・赤など5色のパーカー150着を自主製作。「自分たちが作ったパーカーの反響を試したい」と実験販売に踏み切った。
イベント販売を企画する途中で壁にぶつかった。「NAVY」ロゴが商標登録されていることが分かり、「中止か続行か」数日間悩み続けたことも。メンバーで協議した結果、先方企業の法務担当者と電話で相談、Eメールで資料も送った。翌日、「今回の限定販売を認め、商標を無償提供する」との連絡。メールには「地域がファッションで活性化されるというコンセプト」に感銘を受けたとの言葉も添えられていた。販売予定日の4日前のことだった。
女子高生たちはツイッターやフェイスブック、LINEなどソーシャルメディアを駆使して同級生に呼び掛け、予約用ウェブサイトも手作り。事前に130着の予約を受注した。当日分20着と予約者への受け渡しのため、どぶ板商店街の協力を得て特設テントを設置。
同級生モデルが出演する動画CM(iPhoneで作成)を流しながら対面販売を行い、購入者には手書きの「Thank You Card」や商店街ガイドブックも手渡し、「地域ブランドパーカーを着て街歩きをしよう」とPRした。
(ここまで)
創るということで言えば、自らで企画とデザインをしているし、そのプロセスでは商標の問題等がありつつも、それも個別に問題解決をしています。
また売る段階では各種のWEBチャネルをフル活用してプロモーションを行い、かつ事前予約を募るなど販売の仕方としても良いアプローチでしょう。
高校生時にこのような「創って売る」経験をしているのは、このうえなく大きなことだと思います。
冒頭にも記した通りですが、これは顧客創造・価値創造そのものですからね。
幸いにも現在はそのような取り組みが個人のレベルでも実行しやすい環境が整ってきました。
デザインツールは非常に豊富になってきたし、製造にいたってもその手段が多様化して、創る行為自体が資本家特有のものから確実に民主化をしてきています。
また販売にあたってもWEBの存在はことのほか大きく、情報発信についても完全に民主化をしました。
トリプルメディアのうち、オウンドメディアとアーンドメディアの2つについてはほとんど無料でそれを行使することができる通りです。
このような環境の変化は間違いなく個人の側での「創って売る」を容易にしていますね。
一方で企業を見渡せば、「創る」ことも「売る」ことも出来ない大人がたくさんいるのが現実でしょう。
同じウェアということで言えば150着を完売させた女子高生に対し、かつて全く売れそうにないTシャツを作って山のような在庫を築いてしまったスタッフがいたこと、その光景を思い出しました。。。
高校生と社会人として生きている年数や社会経験は違えど、どちらがクリエイティブであるのか、どちらが価値を生み出しているのかは明らかですね。
日々の決められた定型業務を行うだけではなく、顧客創造としての「創って売る」をより強く意識をしていくべきでしょう。
先にも触れた通り、その手段と環境は格段に整ってきています。
企業やクラブ内で「創って売る」も良し、個人として「創って売る」も良し、ですね。
自分事として「創って売る」を数多く経験していくことは本当に大切だと思います。
この「創って売る」というのは仕事人にとって非常に大事なことであり、根幹を成すものですね。
「創る」は文字通り、商品やサービスの形を自らのアタマで考えて具現化することです。
また「売る」は、それがユーザーに手渡ることで価値提供がなされ、提供者側は対価を得ます。
そしてこれら「創る」+「売る」が完結することで顧客創造が成立します。
このように欲求を有効需要に変えて顧客創造をするための一連のプロセスを一言で表現したのが「創って売る」ということになります。
先般にはある記事を目にして、この「創って売る」ことにおいて非常に良い経験をしているな、と感じるエピソードがありましたので、本日はそれを紹介したいと思います。
それは横須賀のまちづくり提案での学生政策コンペから派生した女子高生6人の取り組みです。
以下、少し長いですが記事の一部を転載致します。
↓↓↓
横須賀の女子高生たちが提案するファッション「ヨコスカネイビーパーカー」のイベント販売が2月28日~3月1日、本町どぶ板通りイベント広場(横須賀市本町2)で行われ、2日間で150着を完売した。
同パーカーは、県立横須賀高校3年の「Y.S.プラス」チーム6人が新しい地域ブランドファッションとして提案。昨年12月から今年2月にかけて行われたまちづくり提案「横須賀学生政策コンペ」(学生団体スカペンコ主催)で、最優秀賞に選ばれたもの
2月に試作品を発表したが、今回イベント用にデザインを見直し、ロゴもシルクスクリーンプリントに改善。白・紺・赤など5色のパーカー150着を自主製作。「自分たちが作ったパーカーの反響を試したい」と実験販売に踏み切った。
イベント販売を企画する途中で壁にぶつかった。「NAVY」ロゴが商標登録されていることが分かり、「中止か続行か」数日間悩み続けたことも。メンバーで協議した結果、先方企業の法務担当者と電話で相談、Eメールで資料も送った。翌日、「今回の限定販売を認め、商標を無償提供する」との連絡。メールには「地域がファッションで活性化されるというコンセプト」に感銘を受けたとの言葉も添えられていた。販売予定日の4日前のことだった。
女子高生たちはツイッターやフェイスブック、LINEなどソーシャルメディアを駆使して同級生に呼び掛け、予約用ウェブサイトも手作り。事前に130着の予約を受注した。当日分20着と予約者への受け渡しのため、どぶ板商店街の協力を得て特設テントを設置。
同級生モデルが出演する動画CM(iPhoneで作成)を流しながら対面販売を行い、購入者には手書きの「Thank You Card」や商店街ガイドブックも手渡し、「地域ブランドパーカーを着て街歩きをしよう」とPRした。
(ここまで)
創るということで言えば、自らで企画とデザインをしているし、そのプロセスでは商標の問題等がありつつも、それも個別に問題解決をしています。
また売る段階では各種のWEBチャネルをフル活用してプロモーションを行い、かつ事前予約を募るなど販売の仕方としても良いアプローチでしょう。
高校生時にこのような「創って売る」経験をしているのは、このうえなく大きなことだと思います。
冒頭にも記した通りですが、これは顧客創造・価値創造そのものですからね。
幸いにも現在はそのような取り組みが個人のレベルでも実行しやすい環境が整ってきました。
デザインツールは非常に豊富になってきたし、製造にいたってもその手段が多様化して、創る行為自体が資本家特有のものから確実に民主化をしてきています。
また販売にあたってもWEBの存在はことのほか大きく、情報発信についても完全に民主化をしました。
トリプルメディアのうち、オウンドメディアとアーンドメディアの2つについてはほとんど無料でそれを行使することができる通りです。
このような環境の変化は間違いなく個人の側での「創って売る」を容易にしていますね。
一方で企業を見渡せば、「創る」ことも「売る」ことも出来ない大人がたくさんいるのが現実でしょう。
同じウェアということで言えば150着を完売させた女子高生に対し、かつて全く売れそうにないTシャツを作って山のような在庫を築いてしまったスタッフがいたこと、その光景を思い出しました。。。
高校生と社会人として生きている年数や社会経験は違えど、どちらがクリエイティブであるのか、どちらが価値を生み出しているのかは明らかですね。
日々の決められた定型業務を行うだけではなく、顧客創造としての「創って売る」をより強く意識をしていくべきでしょう。
先にも触れた通り、その手段と環境は格段に整ってきています。
企業やクラブ内で「創って売る」も良し、個人として「創って売る」も良し、ですね。
自分事として「創って売る」を数多く経験していくことは本当に大切だと思います。
by biz-365
| 2015-03-03 08:19
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