2014年 08月 01日
8月1日(金):平成25年国民生活基礎調査から |
厚生労働省は先月15日に「平成25年国民生活基礎調査」の概要を発表しました。
その一部は新聞にも掲載されていたので、目を通された方も多いのではないかと思います。
このなかで私たちフィットネス業界人が把握しておくべきものは「世帯員の健康状況」の項目でしょう。
まず、ひとつピックアップをするのは有訴者率ですね。
これは病気やけが等で自覚症状のある者(有訴者)が人口1,000人当たりに、どれだけいるかというものです。
同調査の結果では人口1,000人当たりの有訴者は312.4人という結果でした。
この有訴者率は当然ながら年代が上がるごとに高まるもので、10代が176.4人であるのに対して、65歳以上の同数値は466.1人となっています。
これだけを見ても、全体では約3人に1人が有訴者であり、高齢者に限って言えば約2人に1人が有訴者という状況が分かると思います。
先に挙げた有訴者の上位5症状を性別ごとに見てみると次のようになります。
●男性
第1位:腰痛
第2位:肩こり
第3位:鼻がつまる、鼻汁が出る
第4位:せきやたんが出る
第5位:手足の関節が痛む
●女性
第1位:肩こり
第2位:腰痛
第3位:手足の関節が痛む
第4位:体がだるい
第5位:頭痛
続いてもうひとつピックアップするのは通院者率です。
こちらは人口1,000人当たりで傷病によって通院している者(通院者)を表したもので、同調査による通院者率は378.3人となっています。
この指標もまた年代によって大きな開きがあり、10代が133.0人であるのに対して65歳以上の高齢者のそれは690.6人です。
概ね50歳になる頃には3人に1人が、そして60歳を迎える頃には2人に1人が通院者、といった具合です。
ここでも通院者の上位5傷病を性別ごとに見てみましょう。
●男性
第1位:高血圧症
第2位:糖尿病
第3位:歯の痛み
第4位:腰痛症
第5位:目の病気
●女性
第1位:高血圧症
第2位:腰痛
第3位:目の病気
第4位:脂質異常症(高脂血症)
第5位:歯の病気
ざっとこんな感じですね。
トレーナーの方ならこれを見て即座に分かると思いますが、整形外科的疾患と内科的疾患に対する正しいアプローチが早い段階で行われていれば、この状況を一変させられるということです。
有訴者の上位を占めるのは腰痛や肩こり、そして関節痛といった整形外科的疾患で、通院者の上位には内科的疾患が増えてきます。
こういったものに対して自覚症状の初期段階で適切なアプローチがなされていれば、有訴者率も通院者率も大いに改善ができるはずです。
これをフィットネスクラブのトレーナーが担っていくべきだし、裏を返せばそれだけのニーズがマーケットに存在しているわけです。
いつも言うことですが、このようなマーケットのニーズと自分たちの商品をヒモ付けし、それをソリューションしていくことがトレーナーの大事な役割だと思います。
その一部は新聞にも掲載されていたので、目を通された方も多いのではないかと思います。
このなかで私たちフィットネス業界人が把握しておくべきものは「世帯員の健康状況」の項目でしょう。
まず、ひとつピックアップをするのは有訴者率ですね。
これは病気やけが等で自覚症状のある者(有訴者)が人口1,000人当たりに、どれだけいるかというものです。
同調査の結果では人口1,000人当たりの有訴者は312.4人という結果でした。
この有訴者率は当然ながら年代が上がるごとに高まるもので、10代が176.4人であるのに対して、65歳以上の同数値は466.1人となっています。
これだけを見ても、全体では約3人に1人が有訴者であり、高齢者に限って言えば約2人に1人が有訴者という状況が分かると思います。
先に挙げた有訴者の上位5症状を性別ごとに見てみると次のようになります。
●男性
第1位:腰痛
第2位:肩こり
第3位:鼻がつまる、鼻汁が出る
第4位:せきやたんが出る
第5位:手足の関節が痛む
●女性
第1位:肩こり
第2位:腰痛
第3位:手足の関節が痛む
第4位:体がだるい
第5位:頭痛
続いてもうひとつピックアップするのは通院者率です。
こちらは人口1,000人当たりで傷病によって通院している者(通院者)を表したもので、同調査による通院者率は378.3人となっています。
この指標もまた年代によって大きな開きがあり、10代が133.0人であるのに対して65歳以上の高齢者のそれは690.6人です。
概ね50歳になる頃には3人に1人が、そして60歳を迎える頃には2人に1人が通院者、といった具合です。
ここでも通院者の上位5傷病を性別ごとに見てみましょう。
●男性
第1位:高血圧症
第2位:糖尿病
第3位:歯の痛み
第4位:腰痛症
第5位:目の病気
●女性
第1位:高血圧症
第2位:腰痛
第3位:目の病気
第4位:脂質異常症(高脂血症)
第5位:歯の病気
ざっとこんな感じですね。
トレーナーの方ならこれを見て即座に分かると思いますが、整形外科的疾患と内科的疾患に対する正しいアプローチが早い段階で行われていれば、この状況を一変させられるということです。
有訴者の上位を占めるのは腰痛や肩こり、そして関節痛といった整形外科的疾患で、通院者の上位には内科的疾患が増えてきます。
こういったものに対して自覚症状の初期段階で適切なアプローチがなされていれば、有訴者率も通院者率も大いに改善ができるはずです。
これをフィットネスクラブのトレーナーが担っていくべきだし、裏を返せばそれだけのニーズがマーケットに存在しているわけです。
いつも言うことですが、このようなマーケットのニーズと自分たちの商品をヒモ付けし、それをソリューションしていくことがトレーナーの大事な役割だと思います。
by biz-365
| 2014-08-01 20:00
|
Comments(0)